中国共産党の思惑どおりに事が進んでいないようですね。
中国経済が失速・減速している状況で、かつての様な勢いが人民元に見られません。
習国家主席の狙いは、人民元をドル、ユーロに次ぐ、「第3の機軸通貨」にすることでした。。。が、現時点ではボロボロですね。。。
AIIBを立ち上げたり、どんな手を使ったのかよく判りませんが、人民元がIMFの特別引き出し権(SDR)の構成銘柄に採用されようと企んだりしていますが、2016年6月時点では、お話にならない状況です。
6月時点で決済に使われた人民元のシェアは。。。
1.72%だったようです。。。
同時期の各国のシェアは?というと、
米ドル 40.97%
ユーロ 30.82%
英ポンド 8.73%
日本円 3.46%
カナダドル 1.96%
このような感じで、人民元を見ると、カナダドルよりシェアが低く、第6位になります。
自国通貨というよりも、中国共産党の実力、世界的評価を全く理解していないから、「第3の通貨」になんて考えるんでしょうね。
まるで、夢物語です。
確かに一時(2015年8月)は、決済シェアが2.79%で日本を上回り第4の通貨になりましたが、現在は見る影もありません。
人民元は大幅な切り下げを実施した「人民元ショック」から1年が経ちましたが、その影響というか、世界の中国共産党への不信が続いている結果でしょうね。
今年の10月にSDRに正式採用される予定ですが・・・
こんな状態で大丈夫なんでしょうかね。。。
しかし、さすがは中国共産党というべきか、政府を上げて「人民元安」を容認しているフシがありありと見られますよね。
実経済が停滞、減速しているんですから、政府としては当然の対応ですが、これも調子よくないようですね。
輸出も伸びていないし、内需も伸びていないんですね。。。
7月度で見ると、
輸出 : 4.4%減(前年比)
輸入 : 12.5%減(前年比)
1~7月の累計で見ても、
輸出 : 7.4%減
輸入 : 10.5%減
となっています。。。
膨張し続けることが前提だった中国経済ですから、その膨張がストップしたらどうなるか?
は、あえて言わなくても判りますよね。。。
こんな状況にも関わらず、中国企業の過剰設備から来る過剰生産問題は一向に改善されません。
そりゃ、そうでしょうね、止めたら倒産しかないんですから、今の中国企業は。。。
この前のアセアン会議などでも問題になっておりましたが、中国から過剰に輸出される鋼材です。
金額ベースでこそ、15.5%減になっておりますが、数量ベースでは、8.5%増となっており、「安い中国鋼材が、世界市場を圧迫している」図式はなんら変わっていない状況です。
さぁ~て、これから中国共産党はどうやっていくのでしょうか?
経済をどうやって着地させるか?
市場との関係改善をどうやっていくか?
まぁ、お手並み拝見といきましょう。
日本国民は、中国経済がダメになったら日本経済もダメになる的なマスコミの図式に乗らないように気をつけましょう。
この手の報道をする時は、「数字が無い」「スローガン的な言葉だけ」で煽ってきますから。
実際の、対中国の輸出入の比率をしっかり確かめましょう。
「たかが中国」お好きにどうぞって言えてしまうような比率ですから。
って、他国の事をとやかく言う前に、自国の事を真剣に考えるべきなんですがね。。。
お粗末!
中国経済が失速・減速している状況で、かつての様な勢いが人民元に見られません。
習国家主席の狙いは、人民元をドル、ユーロに次ぐ、「第3の機軸通貨」にすることでした。。。が、現時点ではボロボロですね。。。
AIIBを立ち上げたり、どんな手を使ったのかよく判りませんが、人民元がIMFの特別引き出し権(SDR)の構成銘柄に採用されようと企んだりしていますが、2016年6月時点では、お話にならない状況です。
6月時点で決済に使われた人民元のシェアは。。。
1.72%だったようです。。。
同時期の各国のシェアは?というと、
米ドル 40.97%
ユーロ 30.82%
英ポンド 8.73%
日本円 3.46%
カナダドル 1.96%
このような感じで、人民元を見ると、カナダドルよりシェアが低く、第6位になります。
自国通貨というよりも、中国共産党の実力、世界的評価を全く理解していないから、「第3の通貨」になんて考えるんでしょうね。
まるで、夢物語です。
確かに一時(2015年8月)は、決済シェアが2.79%で日本を上回り第4の通貨になりましたが、現在は見る影もありません。
人民元は大幅な切り下げを実施した「人民元ショック」から1年が経ちましたが、その影響というか、世界の中国共産党への不信が続いている結果でしょうね。
今年の10月にSDRに正式採用される予定ですが・・・
こんな状態で大丈夫なんでしょうかね。。。
しかし、さすがは中国共産党というべきか、政府を上げて「人民元安」を容認しているフシがありありと見られますよね。
実経済が停滞、減速しているんですから、政府としては当然の対応ですが、これも調子よくないようですね。
輸出も伸びていないし、内需も伸びていないんですね。。。
7月度で見ると、
輸出 : 4.4%減(前年比)
輸入 : 12.5%減(前年比)
1~7月の累計で見ても、
輸出 : 7.4%減
輸入 : 10.5%減
となっています。。。
膨張し続けることが前提だった中国経済ですから、その膨張がストップしたらどうなるか?
は、あえて言わなくても判りますよね。。。
こんな状況にも関わらず、中国企業の過剰設備から来る過剰生産問題は一向に改善されません。
そりゃ、そうでしょうね、止めたら倒産しかないんですから、今の中国企業は。。。
この前のアセアン会議などでも問題になっておりましたが、中国から過剰に輸出される鋼材です。
金額ベースでこそ、15.5%減になっておりますが、数量ベースでは、8.5%増となっており、「安い中国鋼材が、世界市場を圧迫している」図式はなんら変わっていない状況です。
さぁ~て、これから中国共産党はどうやっていくのでしょうか?
経済をどうやって着地させるか?
市場との関係改善をどうやっていくか?
まぁ、お手並み拝見といきましょう。
日本国民は、中国経済がダメになったら日本経済もダメになる的なマスコミの図式に乗らないように気をつけましょう。
この手の報道をする時は、「数字が無い」「スローガン的な言葉だけ」で煽ってきますから。
実際の、対中国の輸出入の比率をしっかり確かめましょう。
「たかが中国」お好きにどうぞって言えてしまうような比率ですから。
って、他国の事をとやかく言う前に、自国の事を真剣に考えるべきなんですがね。。。
お粗末!